バイク乗りという生き方③

いきなり中二病全開なタイトルではじめたコラムの第三弾です。

みなさんはバイクに乗るときは
どんな服装ですか?

筆者は好きな恰好で乗ればいいと考えています。
・バイクに乗ること自体、全てが自己責任になる訳です。
・自由の象徴とされることもあるバイクに変な制約はしたくない。
・好きな服を着て、好きなことをすればいい。(但し法律の範囲内で)

さて、みんなどんな服装をしていますか?
町ゆくバイク乗りたちを見てみましょう。



物議の対象、半袖・ハーフパンツ

まぁ、無しではないです。
原付・原二・ビッグスクーターなら、問題なくのれるのではないでしょうか。
フォアードコントロールのアメリンタイプの車両には絶対にオススメしません。
近距離、チョイ乗りならまぁ、いいのではないでしょうかね。
否定はしませんが、オススメはしません。


まず第一に、マフラーやエンジンでふくらはぎを火傷します。
原付・原二・ビッグスクーターなら問題ないと言ったのは、
マフラー・エンジンに触れる可能性が非常に低いからです。
更に指摘させていただきますと、
おそらく、暑いから半袖・ハーフパンツという選択をするのだと思います。
実際には皮膚を露出している方が暑さを感じると思います。
筆者の体感での話です。
おそらくどこかのサイトを検索すれば検証した結果等が出てくると思うので、ここでは割愛します。
飽く迄、筆者の体感の話ですが、日光のしたで皮膚をさらしながら過ごすと物凄い疲労感を覚えます。
転倒時の安全云々はこの際触れずにいきます。
転倒しなくても、乗る度にマフラーで火傷するのはどうでしょう。
そんな状況で乗っていて楽しいですか?

批判的な人が多い半袖

あまりオススメはしませんが、無しではないと思います。
傍から見ると涼しくて気持ちが良さそうですよね。
実際に経験したことがある人も多いと思います。
どうでしたか?
季節にも依りますが、夏場なら5分~10分位走るのならば気持ちいいかもしれないです。
それ以降は、個人差はあると思いますが、
日光により皮膚がちりちりと焼けていき、日焼けというダメージを負います。
マスメディア等でも時々取り上げられるのでご存知の方も多いと思いますが、
日焼けとは、火傷の一種とか火傷の一歩手前なんです。
詳しいことは、医療関係者に聞いてください。
何が言いたいかというと、日焼けをすることにより体力が奪われるということです。
続いて、肌を露出してバイクに乗るということは、肌が直接風を受けるということです。
この風に当たるというのも体力を奪っていきます。
筆者は振り返ってみると、30歳頃から夏でも長袖を着用していました。
これには二つの理由があり、
一つ目は、左の二の腕に傷跡があり、あまり他人の目に触れられたくなかった事。
二つ目は、屋外作業時に長袖を着用しなければならないルールがあったためです。
見た目の涼しさと、体力のどちらを重視するかはあなた次第です。

ロンティー + 重ね着

実は、筆者が時々する格好です。
夏場限定で半日程度のショートトリップの時などにする格好です。
飽く迄、長短距離の場合のみです。
ちょっと夜景を撮りに行こうというときなどの、攻める気無しの場合に重ね着で出かけたりします。
直射日光の下でも、半袖で過ごすよりは楽な気がします。
元々日焼けには弱いので・・・
体に密着する「接触冷感」的なロンティーの上に半袖もレザージャケットを羽織っている分には
衣服のバタツキもなく、快適に走ることができます。
但し、転倒した際の防御力は見た目通りです。
でも、冷静に考えてみてください。
「よ~し、今日は転ぶぞ~♪」って言って出掛けないですよね?
集中力が保てる距離ならば、こんな格好もありなのではないかと思います。
この格好で走るか走らないかはあなた次第です。

レザージャケット


夏はパンチングレザー、その他の季節はレザージャケットというのが筆者の一番好きな着こなしです。
バイク乗りに憧れている筆者には、こういったバイク乗りっぽい恰好が好きです。
フラッと出掛けるのに、肩ひじ張らずに済むし、街着としても違和感がない。
真冬以外にはどこに出掛けても違和感ないですよね。
さすがに、フレンチレストランとかは無理ですが…(笑
アメカジ系のファッションなら流行り廃りが少ないですしね。
全くないとは言いませんが、街着としても無難ではないでしょうか。
但し、注意したいのが、ウォレットチェーンを装着する時です。
本当にバイクに乗っている人ならどこに付けるべきかはご存知ですよね?
バイク乗りとして適した格好だと思います。
気負わず、思い付きで遠乗りになってしまっても対応できる。
出先で散策するにも、違和感が少ない。
筆者イチオシの服装です。

ライディングジャケット


バイクに乗るために作られた服なので、文句をいう所が少ないです。
プロテクター等も完備されているし、換気もしやすい。
余計な風は入らず、蒸れた空気は逃がせる。
そして、動きやすい。
どこに文句を付けるところがあるのだろうか。
あるといたら、「見た目がダサい」というところですかね。
中には素敵なデザインの物もあります。
可愛いデザインの物もありますし、普段着風なものもあります。
但し、2018年現在ではやはり圧倒的にダサいものの方が多いです。
出先での散策には適していないと思われます。
この場合の散策に適していないというのは、着ている人の問題ではなく、
周囲の観光に来ている人の目線から見て、観光地に来て欲しくないという意味です。
逆の立場で考えてみてください。
貴方は観光地にいます。
記念写真を撮ろうとするとライディングジャケットを着た人が映り込んでしまいます。
どう思いますか?
これが、普段着の人が映り込んでいるのなら、雰囲気が崩れることは無いと思います。
人払いしてまで撮影をしようとする人はさすがに稀ですからね。
日常の景色を写したい人にとって、非日常を持ち込まれるのは迷惑な行為なのです。
中年以上の人達に多いのですが、TPOをわきまえた行動をオススメします。
ライディングジャケットを着用している方々は、観光地では着替える事をオススメいたします。

革ジャン + 革パン


恰好いいですよね。
それは認めます。
ちょっとやりすぎな感もありますが、バイクに乗るのには適した格好です。
但し、自分が思っている程格好良く着こなせてはいないことを理解しましょう。(笑
昔からのバイクに乗るスタイルなので、
「この人はバイクで来たんだな」
と一発で理解して貰えます。
ライディングジャケットよりも遥かに威圧感があるので、
そこを理解した上での行動をお願いしたいです。
バイクというだけで嫌悪感を抱く人がいます。
その人の前で、威圧感のある恰好をした人が乗っているとバイクの印象がどんどん悪くなってしまいます。
こちらとしては、何も悪いことをしていないんですがね。
筆者も上下革を身に纏うことがあります。
決して上品には見えませんでした。
ライジャケの所でも触れていますが、
こんな格好の人が観光地にいたら嫌ですよね(笑

ライディングジャケット + ライディングパンツ or オーバーパンツ

個人的な意見ですが、ロゴがごちゃごちゃ入った服が嫌いなんです。
上下で統一感があればいいのですが、大抵どちらかが先にヘタってきて
上下揃ってない人が多いですよね。
多くの人の怒りを買いそうですが、
「なんか貧乏くさく見える」んです。
分かっています。
結構いい値段するんですよね。
でも、なんでだろう。
安っぽく見えたり、小汚く見えたりしてしまうんですよ。
今回の記事を書きながらよ~く考えてみました。
筆者が導き出した答えは・・・
「排気ガスを浴びながら走っているから、排気ガスで汚れている」
という結論です。
ライダースジャケットが基本黒でできているのは、
排気ガスやオイルの汚れが目立たないように「黒」という色を選択しているのに対して
ライディングジャケットの類は
「視認性を上げる」ために、
「黒」以外の色を使用している。
この事から、小汚く見えるのではないかと推測してみました。
あと、安っぽく見えてしまうのはデザインのせいかな?
折角、そこそこの金額を払って購入しているのだから、
もう少しお洒落なジャケットを出して欲しいものです。

本気の証、革ツナギ

本気で走るための恰好です。
ある種の機能美さえ感じさせられます。
ただし、出先で観光はできません。
むしろ、バイク乗りの品位を確保するために、観光はしないでいただきたい。
出先での食事も入れる店が限られてしまいます。
決して、観光客でにぎわう店には立ち寄らないでください。
ただでさえ嫌われることが多い、我らバイク乗り。
不必要に敵を増やさないでください。
筆者も若かりし頃、革のツナギの上に薄手のトレーナーを着て峠道を本気で走っていた時期もありました。
気持ちは分かっているつもりです。
あの頃のことを思い出しても、ファーストフードかコンビニで食事を済ませていました。
まぁ、当時はお金もなかったということもあるのですが、
ファミレスには入り辛かった思い出があります。

結 論

最初にも書いたけど、好きな服をきればいいぢゃん!
ただ、その服がその場にいておかしくないか、
他の人に迷惑がかからないか、
ということを考えて行動して欲しい。

暴走族からも見習うべき所はある

賛否両論あると思います。
過去に筆者が見た事のある事実をお話しします。
第三京浜の保土ヶ谷パーキングからバイクが締め出された頃の話です。
第三京浜がどうのという話ではなく、分かりやすい時代背景としてださせていただきました。
当時の筆者はバトルスーツの上にGベストを着て、バトルチャップスという痛々しい恰好でバイクに乗っていました。
バトルスーツを否定する気はありません。
バトルスーツの防御力はすばらしい。
バトルスーツのおかげで五体満足でいられるといっても過言ではない。

話を戻しまして。

そんな威圧感丸出しの恰好で、周囲の迷惑も顧みずに仲間とファミレスに行った時のことです。
どちらが先にそのファミレスにいたかは定かではないのですが、
そのファミレスには暴走族の人たちも何人かのグループで入っていました。
筆者たちは威圧感丸出しの恰好を隠そうともせず、
軽食を取り、談笑していました。
暴走族の人たちも、隠し切れない威圧感はありましたが、
店内では特攻服の上にジャンパーを羽織り、
他のお客さんに不快な思いをさせない気づかいをしていました。
当時の筆者たちは「根性無し」とバカにしていましたが、
この年になって思うことは彼らの気遣いなんだろうなと思っています。
今更ながら振り返ってみると、あの当時は特攻服を着て集会をする暴走族はほぼいない時代でした。
特攻服を着ているという時点で、相当気合の入った人たちだったのだなと振り返って考えています。
おそらく10代の彼らは不必要な争いを避けるために特攻服・自分たちの看板を隠したのだろうなと思いを馳せています。
中年のおっさんが、過去を振り返っているので、相当美化された思い出にはなっているかと思いますが(笑

何が言いたいかというと、
彼らを見習って、不必要な批判を受けないように行動してみませんか?
服装ひとつとってもそうです。
TPOに合わせて、上着を脱いで店舗に入るとか、
ウインドブレーカー等を羽織って店舗に入るなど。
無駄な敵は作らない、不必要に嫌われることはしない的な感じいきませんか?

結局、好きな服を着ればいいんだよ!
そのかわり、バイクに乗っている人が嫌われないような行動を取ろうよ!!
ってことです。

ご安全に!

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