バイク乗りという生き方④

中二病全開なコラムもおかげさまです第4弾です。

今回はバイクに乗る人の足元に注目していきたと思います。

バイクに乗るときにどんな靴を履いていますか?

優等生な回答はライディングブーツになるんでしょうね。
実際に町ゆく人の足元に注目してみました。



下駄・サンダル


まず、道交法的にアウトです。
過去の友人に下駄を履いてSR400に乗り、
下駄の歯がステップに嵌ってしまい立ゴケした人がいます。
まず、危険です。
そしてシフト操作をすると親指がもげそうになるくらい痛いです。
まぁ、法的にアウトなので議論の対象にならないです。

クロックスやその類似品


アキレス健の所で止められるので、法的にグレーゾーンな感じですが、
筆者的にはアウトです。
乗ってて足痛くないんですか?
原付・原二・ビクスクだから平気なの?
脱げない?
大丈夫?
別に煽っている訳ではありませんが、時々見かけるのでちょっと心配です。

スニーカー

さて、この辺から自論を展開していきます。
ダメではないです。
法的にも問題はありません。
非常に合理的で良いと思いますが、筆者には思う所があります。

ローカットのスニーカー


筆者はくるぶしが剥き出しになるのが嫌なので、
バイクに乗る際には、ローカットのスニーカーはあまり着用しません。
但し、ファッション的にパンツの裾の長さと、靴下には気を使って欲しいです。
バイクに乗っていると、ズボンの裾はひっぱりあげられて寸足らずになります。
裾が引き上げられるのを考慮して長めにしているのならば良いのですが、
そうでない人が大多数です。
相当恰好悪いので、ショーウィンドウに移った自分の姿を見てみてください。
特に、普通のソックスを履いている場合、すね毛まで見えてしまったりして、
恥ずかしい恰好で走っていますよ。
万が一の転倒の事を考えると、くるぶしは露出しない方がよろしいかと…

ハイカットのスニーカー


履いたり脱いだりするのが少し大変ですが、理に適っていると思います。
出先で買い物なり、散策なり、観光なりオールマイティにこなせる凄い奴です。
耐久性がないので、シフトペダルですぐに穴が開いてしまうのが玉に傷です。
前述のローカットスニーカーと同様にズボンの裾の長さに気を使う必要があります。
「そんな事、気にしてられねぇ!」
は無しにしましょう。
折角バイクに乗るのですからそういった細かいところまで恰好良く行きましょう。

ブーツ

結局のところ、機能性と安全性でいえばブーツに行きつくわけですよ。
ただし、ブーツにも色々と種類があり、それぞれ特徴があります。
ブーツを履いていれば、ズボンの裾が引き上げられて靴下やスネが見えて恰好悪いという事態を
少しは避けることができます。

エンジニアブーツ

ハーレーを始めとしたアメリカンタイプのバイクに乗っている人には人気ですね。
特に先端に鉄芯の入っているモデルが人気です。
だがしかし、
筆者はこのエンジニアブーツでバイクに乗るという行為に警鐘を鳴らしたい。
あまり知られていない事実ですが、爪先に入っている鉄芯によって足の指を失う可能性があるのです。
工事現場等で爪先をぶつけてもケガをしない、爪先にモノが落ちてもケガをしないために開発された靴です。
飽く迄も、工事現場や工場における軽作業時の安全を確保したものであって、
交通事故にあった際の安全を約束したものではありません。
工事現場でもそうなのですが、
爪先を保護するための鉄芯によって、爪先を切断する事故が起きているという事実を知ってください。
冷静に考えてみてください。
歩くためには、靴底が動かなくてはなりません。
ということは、鉄芯は靴底の上に置いてある状態なのです。
靴底が浮いた状態で鉄芯に力がかかった場合、
鉄芯を支える反力は靴底のせん断力しかないのです。
つまり、鉄芯に靴底方向に力がかかり、運悪く爪先が浮いていた場合には
靴底が裂けて、鉄芯が落ちる可能性があるのです。
さらに運悪く、そこに足の指があった場合には指が挟まる・つぶされる・切断されるということが
起きる可能性があるのです。
さらに、鉄芯が入っていることにより操作性も落ちます。
筆者としては鉄芯の入っているエンジニアブーツはバイクに乗る際にはオススメいたしません。

鉄芯の入っていないエンジニアブーツ

前述したように、爪先に鉄芯が入っているエンジニアブーツはバイクに乗るのに適していないと考えています。
エンジニアブーツの種類によっては、鉄芯ではなく、プラスチック製だったり、
鉛製の物もありますが、爪先を保護する部品が入っているものはオススメしないと解釈してください。
エンジニアブーツがファッションアイテムとして認められてきたこともあり、
爪先に鉄芯の入っていないものも販売されています。
ビジュアルとしてはエンジニアブーツだが、安全靴としての機能を一部排除しているもの。
筆者としてはこのタイプのブーツの着用をオススメいたします。
余談ですが、筆者はこのタイプのブーツを愛用しています。
注意して欲しいのが、ソールの厚さです。
恰好が良いからといって、ダブルミッドソールの物を買ってきて、
爪先部が厚くなりすぎてシフトペグの操作ができないというオチが無いように注意してください。

ペコスブーツ・ファーマーズブーツ

いわゆるペコスブーツというやつです。
爪先がポイントトゥになっているので、シフト操作がしやすいです。
また、くるぶしが露出していないので、万が一の転倒の際にも多少の防御は期待できます。
そしてここからが重要な所です。
レッドウィングの場合、トラクショントレッドソール(クレープソール)が採用されていて、
ツーリング先での散策に重宝します。
但しこのトラクショントレッドソールというのは滑りにくいぶん減りが早いので注意が必要です。
筆者はソールの交換に持っていくのが面倒くさくて、
ツーリングの際にしか履かなくなってきました。
足元の悪い農場で履くことを前提として作られたブーツなので、安定性はよいです。
どんな服にも合わせやすいので、重宝しています。
また、ツーリング先で散策をする場合に舗装路以外に気軽に立ち入れます。

編み上げブーツ

色々な形状のものがあると思いますが、
筆者はバブルトゥの物と、モックトゥの物はオススメしません。
なぜならば、爪先部が大きくてシフト操作し辛いからです。
操作が字辛い靴は避けるのが鉄則です。
それ以外の編み上げブーツのバイクとの相性は悪くないです。
靴ひもの締め込み方により足首の自由度や密着度を調整することができ、
旅先で履いていても違和感がない。
デメリットとしては、
履きこんで柔らかくなるまでの間、歩きづらい。
履くのも脱ぐのも大変ということが挙げられます。

ライディングブーツ

オンロードブーツ

バイクに乗るために作られたブーツです。
文句のつけようが…
あるんです。
歩きづらいんです。
それが嫌で、膝摺と同時にライディングブーツを卒業してしまいました。
ちょっとデザインがハデすぎるんです。
ちょっとロゴがねぇ。
アピールし過ぎ感が…
でも、爪先のスライダーは重宝します。
本気で走るのなら必要ですね。

オフロードブーツ

オフロードコースや林道を走るためのブーツです。
防御力が凄まじいのですが、足首の固定がまるでギブスみたいです。
オフロード齧ったときに買いましたが、
防御力の高さは林道で体感しました。
オフローダーの方々には必須装備です。
特殊なジャンルなのでこの辺で割愛します。

バイク乗りにオススメなブーツは?

筆者の目指す、生活の中にバイクが自然と溶け込んでいるスタイルに合うのは。
ペコスブーツか鉄芯を抜いたエンジニアブーツではないかなと考えます。
ポイントは普段着でフラッと出掛けられて、出先で違和感のない感じです。
やはり、ライディングブーツだと無理がありますよね。
他人に迷惑はかけないと思いますが…
「気合入れて走っています!」
というのを避けたいので、
筆者はペコスブーツか鉄芯を抜いたエンジニアブーツを選択しまし。

結論から言うと、好きなものを履いてください。
TPOに合わせて行動すれば良いと思います。

それでは、ご安全に!

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